監査役人材ポータルのSEO・AIO改善事例|人材マッチングの独自性を高めた取り組み

監査役人材ポータルのSEO・AIO改善事例|人材マッチングの独自性を高めた取り組み

目次

監査役人材ポータルのSEO・AIO改善事例
人材マッチングの独自性を高めた取り組み

監査役人材ポータルのSEO・AIO改善事例|人材マッチングの独自性を高めた取り組み

WebサイトやLPは、公開しただけで検索結果に表示され、問い合わせにつながるとは限りません。

公開後のGoogle Search Consoleやアクセスログを確認しながら、技術面とコンテンツ面の両方を改善していくことが大切です。

今回は、SFIMA株式会社(代表取締役 和田淳志)が企画・設計・制作をご支援した、マルコ・ポーロ合同会社様の「監査役人材ポータル」について、公開後に行ったSEO・AIO改善の取り組みの一例をご紹介します。

今回の改善では、単に検索キーワードを追加するのではなく、監査役人材を探している企業が、候補者の選び方や優秀な人材マッチングの考え方を理解できるページへ育てることを重視しました。

SEO・AIO改善のポイント

  • Googleにページがどのように認識されているか
  • 技術的な問題がないか
  • 監査役人材と内部監査人材の違いが伝わっているか
  • 監査役人材のマッチングに必要な情報が掲載されているか
  • 企業や検索ユーザーにとって独自の価値があるか

これらを一つずつ確認し、公開後もページを育てた事例です。

制作した監査役・内部監査人材向けの2つのポータル

マルコ・ポーロ合同会社様は、IPO・上場準備企業に必要な監査役人材や内部監査人材を紹介する、2つの専門ポータルを運営しています。

それぞれのサービスは、名称や構造はあえて似ていますが、ターゲットは全く別の人材マッチングサービスとなっております。

監査役人材ポータル

【LP実績】IPO・上場準備企業向け「監査役人材ポータル/内部監査人材ポータル」

監査役人材ポータルでは、上場準備やガバナンス体制の強化に取り組む企業に対し、常勤監査役、社外監査役、監査等委員などの候補者を紹介しています。

単に監査役経験のある人材を紹介するのではなく、企業の上場準備フェーズ、経営体制、求める役割などを整理したうえで、企業と監査役候補者のマッチングを支援しています。

また、一般社団法人ベンチャー監査役協会の運営を通じて候補者と継続的な接点を持ち、実務経験だけではなく、志向性やコミュニケーション特性も踏まえた人材マッチングを行っている点が特徴です。

内部監査人材ポータル

内部監査人材ポータルでは、上場準備、内部統制、J-SOX対応、内部監査部門の立ち上げや運用を担う人材を紹介しています。

監査役人材ポータルと内部監査人材ポータルは別物

どちらも上場準備を支える専門人材を扱うサービスですが、監査役と内部監査担当者では、立場、監査対象、役割、人材要件が異なります。

そのため、それぞれを独立した専門サービスとして伝え、企業が必要な人材を判断できる情報設計が必要になります。

公開後に起きた「インデックス未登録」という課題

2つのポータルを公開し、Google Search Consoleからサイトマップを送信したところ、人材ポータルの目次ページは、予定通りスムーズにインデックス登録されました。

一方で、監査役人材ポータルと内部監査人材ポータルについては、一時的に「検出済み・インデックス未登録」と表示される状態が続きました。

サイトマップにURLを掲載しただけでは、すべてのページのクロールやインデックス登録が保証されるわけではありません。

そこで、単にインデックス登録を繰り返しリクエストするのではなく、考えられる原因を一つずつ確認しました。

最初に確認した技術的な項目

インデックスされない場合、まず疑うべきなのは、Googleがページを正常に取得できているかどうかです。

Googleにインデックスされない場合のチェック項目の一例

  • robots.txtでクロールを拒否していないか
  • noindexが指定されていないか
  • canonicalが別のURLへ向いていないか
  • サイトマップに正しいURLが掲載されているか
  • ページがHTTPステータス200で表示されるか
  • CSS、JavaScript、画像が取得できるか
  • PCとスマートフォンの両方で正常に表示されるか
  • 内部リンクからページへ移動できるか

監査役人材ポータルと内部監査人材ポータルには、それぞれのURLを示す自己参照canonicalを設定しました。

また、人材ポータルの目次ページ、企業サイト内の記事、フッターなどから、それぞれのサービスページへ内部リンクを設置しました。

Search Consoleだけでなくアクセスログも確認

Google Search Consoleの「公開URLをテスト」では、両ページともGoogleが取得可能であることを確認できました。

さらに、サーバーのアクセスログを調査したところ、GoogleのURL検査に使用されるGoogle-InspectionToolが、ページ本体だけでなく、CSS、JavaScript、画像なども取得していました。

ページ本体のHTTPステータスも200で、robots.txtも正常に取得されていました。

  • ページにアクセスできない
  • サーバーがエラーを返している
  • robots.txtでGoogleを拒否している
  • CSSやJavaScriptを読み込めない

こうした明確な技術障害が、主な原因である可能性は低いと判断しました。

Search Consoleの表示だけでなく、実際のアクセスログまで確認することで、Googleがどこまでページを取得できているかを切り分けられます。

次に検討したのが、監査役人材ポータルの独自性

技術的に取得できる状態であっても、すべてのページが必ずインデックスされるわけではありません。

今回の2ページは、異なる人材を扱っている一方で、同じブランド内の関連サービスであるため、ページ構成に共通点がありました。

  • ファーストビュー
  • サービス概要
  • 取扱職種
  • 企業が抱える課題
  • サービスの強み
  • コンサルタント紹介
  • 紹介事例
  • 利用の流れ
  • よくある質問
  • 問い合わせ導線

サービスLPとしては自然な構成ですが、検索エンジンから見た場合、監査役人材と内部監査人材の違いが十分に伝わらない可能性も考えられます。

ただし、Googleがインデックスしなかった原因を、ページが似ていたためと断定することはできません。

そこで今回は、原因を決めつけるのではなく、様々な仮説を社内やチームでも立て、監査役人材を探す企業にとって役立つ情報を増やし、監査役人材ポータルの専門性と独自性を強化しました。

監査役人材ポータルに追加した専門コンテンツ

監査役人材ポータルを、単に候補者を紹介するサービスLPではなく、次のようなページへ発展させることを目指しました。

自社にはどのような監査役人材が必要なのかを判断し、適切な人材マッチングを考えられるページ

監査役が担う3つの役割

  • 取締役の職務執行を確認する業務監査
  • 計算書類などの適正性を確認する会計監査
  • 監査結果をまとめる監査報告

監査役が会社法上どのような立場にあり、企業のガバナンスにどう関わるのかを整理しました。

監査役人材の種類と役割の違い

  • 常勤監査役
  • 非常勤監査役
  • 社外監査役
  • 監査等委員

名称を並べるだけではなく、それぞれがどのような働き方をし、どのような企業や上場準備フェーズに合う人材なのかを掲載しています。

監査役と内部監査人材の違い

監査役と内部監査担当者は、どちらも企業の監査に関わりますが、組織上の立場や監査対象が異なります。

監査役は株主に代わり、取締役の職務執行を監査する会社法上の機関です。

一方、内部監査担当者は、経営者の指示のもとで各部門の業務、内部統制、業務プロセスなどを確認する社内組織・従業員です。

両者の違いを比較表で整理し、内部監査人材を探している企業には、内部監査人材ポータルを案内する導線も設置しました。

監査役人材を選ぶ5つのポイント

  1. 自社の事業と将来像を理解できるか
  2. 現在の上場準備フェーズに合っているか
  3. 自社の課題を補完する専門性があるか
  4. 経営陣と適切な距離を保てるか
  5. 過去の経験に固執せず学び続けられるか

単にIPO経験がある、有名企業に在籍していたといった経歴だけではなく、企業との適合性を考えるための判断材料を掲載しました。

監査役人材のマッチングでは、候補者の経験だけではなく、企業の成長段階、経営陣との相性、期待する役割、常勤・非常勤などの条件を総合的に見る必要があります。

上場準備フェーズ別に必要な監査役人材

  • 上場準備開始前
  • N-3期からN-2期
  • N-1期から申請期
  • 上場後

企業のフェーズによって、監査役に期待される役割や必要な経験は異なります。

そのため、単一の理想像を示すのではなく、現在の準備状況に応じて必要な監査役人材を考えられる構成にしました。

監査役人材のマッチングで重要になること

監査役人材のマッチングでは、求人票に記載された条件だけを照合すればよいわけではありません。

例えば、同じIPO経験者でも、N-2期の体制づくりに向いている人材と、上場直前の審査対応に向いている人材では、強みが異なります。

また、常勤監査役、社外監査役、監査等委員では、企業の中で担う役割や経営陣との関わり方も異なります。

そのため、監査役人材のマッチングでは、次のような観点を整理する必要があります。

  • 現在の上場準備フェーズ
  • 企業が監査役人材に期待する役割
  • 常勤・非常勤・社外などの働き方
  • 監査法人や主幹事証券会社との対応経験
  • 経営陣とのコミュニケーション
  • 事業内容や業界への理解
  • 上場後も継続できる体制か

マルコ・ポーロ合同会社様では、こうした条件を企業と整理しながら、監査役候補者との適切な人材マッチングを支援しています。

一般的な情報だけでなく、運営者の専門性も明示

専門サービスの信頼性を伝えるためには、制度の説明だけではなく、誰が情報を発信し、どのような経験をもとに人材マッチングを行っているのかを示すことも重要です。

  • 誰が情報を発信しているのか
  • どのような経験を持っているのか
  • なぜ監査役人材を紹介できるのか
  • どのような基準でマッチングしているのか

監査役人材ポータルでは、マルコ・ポーロ合同会社 代表社員の黒坂卓司氏が、法人融資、資本政策、IPOコンサルティングなどを通じて、長年ベンチャー企業の成長支援に携わってきたことを掲載しています。

また、一般社団法人ベンチャー監査役協会の代表理事として、常勤監査役向けの勉強会やアドバイザリー業務を行っている点も明示しました。

こうした継続的な接点があることで、候補者の経歴だけでは分からない志向性や人柄も含めた監査役人材のマッチングにつなげやすくなります。

さらに、黒坂氏が執筆したOBC「IPO Compass」の監査役解説記事へリンクし、情報の背景や専門性を確認できるようにしています。

監査役とは?会計監査・業務監査などの役割、設置義務、選任・解任方法を解説

SEOとAIOの改善は、同じ方向を向いている

SEO対策とAIO・LLMO対策は、まったく別の施策として語られることがあります。

しかし、今回の監査役人材ポータルで重視した内容は共通しています。

  • ページのテーマを明確にする
  • ユーザーの疑問に直接回答する
  • 監査役と内部監査人材の違いを比較する
  • 監査役人材のマッチング方法を説明する
  • 運営者や専門家を明示する
  • 情報の根拠や参考資料を示す
  • 一般論だけではなく独自の知見を掲載する
  • 関連ページを内部リンクでつなぐ

これらは、Googleがページの内容を理解するうえでも、ChatGPTやGeminiなどの生成AIが企業やサービスを理解するうえでも重要な情報です。

「監査役」「人材」「マッチング」といった単語を不自然に増やすのではなく、企業が知りたい内容に答える文脈の中で使うことが、SEO・AIOの両面で重要だと考えています。

インデックス登録は、改善しただけでは保証されない

専門情報や独自コンテンツを追加すれば、必ずインデックス登録されるわけではありません。

Googleがページをクロールする時期や、検索結果へ登録するかどうかは、サイト全体の状況やGoogle側の判断にも左右されます。

今回の取り組みも、インデックス登録や検索順位を保証する施策ではありません。

技術的な問題をできる限り取り除き、ページの独自性、専門性、ユーザーにとっての有用性を高めたうえで、Search Consoleを通じて経過を確認していく取り組みです。

今回の改善から分かったこと

1.LPは公開して終わりではない

制作時点でどんなに完成度が高いLPやWebサイト(HP)を公開しても、公開後に初めて分かる課題があります。
※正直出て欲しくないですが(笑)

公開した後も、Search Console、アクセス解析、ユーザー行動、問い合わせ状況などを確認しながら育てることが重要です。
私も公開後は1日に何度もチェックしたりしています。

2.サイトマップ送信だけでは十分ではない

サイトマップはGoogleにURLの存在を伝える手段ですが、インデックス登録を保証するものではありません。

canonical、noindex、robots.txt、内部リンク、レスポンスコードなどもあわせて確認する必要があります。

3.Search Consoleだけでは分からないこともある

サーバーのアクセスログを見ることで、Googleの検査ツールやGooglebotが、いつ、どのURLを、どのステータスで取得したかを確認できます。

4.文章量より、ページ固有の価値が重要

一般的な説明を大量に追加するだけでは、独自性の強化にはなりません。

監査役人材の紹介実績、候補者との接点、人材マッチングの基準、専門家の経験など、そのサイトだから掲載できる情報を増やすことが重要です。

5.似たサービスほど役割を明確に分ける

監査役と内部監査は関連性が高い一方で、立場も役割も必要な人材も異なります。

違いを曖昧にしたままページを分けるのではなく、それぞれの検索意図とユーザーの課題を整理する必要があります。

今後は監査役人材のマッチング情報も強化

今後は監査役人材ポータルを問い合わせのためのLPとして育てながら、監査役人材のマッチングに関する専門コンテンツも強化していく予定です。

  • 監査役人材のマッチングとは何か
  • 監査役候補者を選ぶポイント
  • 常勤監査役と社外監査役の違い
  • IPOフェーズ別の採用タイミング
  • 監査役人材の採用で起こりやすいミスマッチ
  • 企業と監査役候補者の相性を見るポイント

一つのLPにすべての検索意図を詰め込むのではなく、専門ページとサービスLPを内部リンクでつなぐことで、ユーザーが必要な情報へ進みやすい構造を目指します。

WebサイトやLPの公開後改善もSFIMAへご相談ください

SFIMA株式会社では、WebサイトやLPを制作して終わりではなく、公開後の状況を確認しながら改善をご支援しています。

  • WebサイトやLPがGoogleにインデックスされない
  • 検索結果に表示されても問い合わせにつながらない
  • 似たサービスページの違いをうまく伝えられない
  • SEOだけでなくAIO・LLMOも意識したい
  • Search Consoleやアクセスログの見方が分からない
  • 人材紹介サービスのWeb集客導線を整理したい
  • 専門人材のマッチングサービスをWebで伝えたい

こうした課題に対し、目的、内容、品質、コスト、納期のバランスを考えながら、取り組む施策の優先順位を整理します。

WebサイトやLPの制作、SEO・AIO改善、新規事業のWeb施策についてお困りの際は、SFIMA株式会社までご相談ください。

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