診断コンテンツをWebマーケティングに活かすには?COCOFIT「身体づくりタイプ診断」の設計・計測事例

診断コンテンツをWebマーケティングに活かすには?COCOFIT「身体づくりタイプ診断」の設計・計測事例

目次

診断コンテンツは「結果を表示して終わり」にしない。Webマーケティングへどう活かす?

Webサイトを見ている人が、全員すぐに問い合わせや予約をできるとは限りません。

サービスに興味はある。

でも、「自分には何が合うのか分からない」「まだ予約するほど決め切れていない」「一度整理してから相談したい」という段階の方もいます。

特に、複数の商品やサービスから選べる事業では、選択肢が多いこと自体が強みである一方、初めての方にとっては「結局、自分はどれを選べばいいの?」という迷いにつながる場合があります。

そこで活用できる方法の一つが、Webサイト上の「診断コンテンツ」です。

ただし、診断を作って結果を表示するだけでは、マーケティング施策として十分とは限りません。

診断コンテンツをマーケティングに活かすために考えたいこと

  • ユーザーが抱えている「選べない・決められない」を解消できるか
  • 診断後に、相談・予約など次の行動へ進めるか
  • 閲覧から診断開始、完了、その後のCTAまで計測できるか
  • 回答傾向を匿名で集計し、顧客理解やコンテンツ改善へ活かせるか
  • データを見ながら継続的に改善できるか

今回SFIMAでは、マーケティング支援を行っている、COCOFIT(ココフィット)様とともに、こうした考え方を取り入れた「身体づくりタイプ診断」を企画・設計しました。

この記事では、診断そのものの紹介だけではなく、なぜ診断という接点を作ったのか、診断後の行動や計測までどのように考えたのかをご紹介します。

10問の診断コンテンツをマーケティング施策へ|COCOFIT「身体づくりタイプ診断」制作事例

COCOFIT様の「身体づくりタイプ診断」とは?

COCOFIT(ココフィット)様は、パーソナルトレーニングやピラティスなどを通じて、一人ひとりの身体の状態や目的に合わせた身体づくりをサポートしています。

今回公開した「身体づくりタイプ診断」は、いきなりトレーニングかピラティスかを自分だけで決めるのではなく、いくつかの質問に答えながら今の自分に合う身体づくりの始め方を整理するためのコンテンツです。

身体づくりタイプ診断の概要

  • 全10問
  • 所要時間:約1〜2分
  • 登録不要
  • 回答から5タイプの結果をご案内
  • トレーニングやピラティスなど、身体づくりの始め方を整理
  • 診断後はLINE相談や体験予約など、次の行動へ進むことが可能

診断結果では、タイプを表示するだけではなく、現在の回答から見えた傾向や、身体づくりを始める際の考え方を確認できます。

なお、この診断は身体づくりの選択肢を整理するための簡易診断であり、医療上の診断・治療判断・効果を保証するものではありません。

「ちょっとやってみたい」という方は、登録不要で試していただけます。

全10問・約1〜2分・登録不要です。

なぜWebサイトに「診断」という中間コンテンツを作ったのか

Webマーケティングでは、ページを訪れたユーザーをできるだけ早く「お問い合わせ」「購入」「予約」へ進めたくなることがあります。

もちろん、すでにサービスを決めていて「予約したい」と考えている方には、できるだけ短い導線で予約へ進んでもらう方が自然です。

一方で、すべてのユーザーがそこまで意思決定できているわけではありません。

例えば、

  • トレーニングとピラティスのどちらが自分に合うか分からない
  • 運動を始めたいけれど、何から始めればよいか迷っている
  • 以前運動を始めたものの、続かなかった経験がある
  • いきなり予約するより、まず自分の状況を整理したい

といった方もいます。

この状態で「無料体験はこちら」とだけ案内しても、ユーザー側の「自分は何を選べばいいの?」が解消されていなければ、そのままページを離れてしまう可能性があります。

予約するか・しないかの二択だけではなく、「まだ迷っている人が一歩進める接点」を用意する。

今回の診断は、この中間地点を受け止めるコンテンツとして設計しています。

診断コンテンツ設計で重視した5つのポイント

1.ユーザーに最初からサービスを決めてもらわない

今回の診断で大切にしたのは、「トレーニングか、ピラティスかを先に決めてください」とユーザーへ判断を委ねすぎないことです。

サービスを提供する側にとっては違いが明確でも、初めて検討する方には違いが分かりにくいことがあります。

そこで、サービス名から選ぶのではなく、質問へ答えながら自分の目的や運動経験、続けやすさなどを整理する流れにしました。

2.診断そのものを負担にしない

診断が詳しければ詳しいほど良いとは限りません。

質問が多すぎたり、回答に時間がかかったりすると、結果を見る前に離脱する可能性があります。

今回の診断は全10問・約1〜2分・登録不要とし、「まず試してみる」ハードルを抑えています。

3.「診断完了」をゴールにしない

診断コンテンツで起こりやすいのが、「結果を見て面白かった」で終わってしまう状態です。

Webマーケティング施策として考えるなら、診断完了は最終成果ではありません。

COCOFIT様の身体づくりタイプ診断では、結果を確認した後に、必要に応じてLINEで相談する、体験について相談・予約するといった次の行動へ進めるようにしています。

もちろん、診断をした方全員がすぐ予約する必要はありません。

まず自分に合う方法を知り、そのうえで相談するか、もう少し情報を見るかを自分で選べることも大切です。

4.閲覧から最終成果まで「ファネル」で考える

診断ページのアクセス数だけを見ても、施策が事業成果につながっているかは分かりません。

SFIMAでは、GA4等を活用しながら、診断コンテンツを次のような流れで確認できるよう計測しています。

診断ページ閲覧
↓
診断開始
↓
診断完了
↓
LINE相談・体験予約などのCTA
↓
その後の予約・来店・契約などの成果

ここで重要なのは、診断の完了数だけを最終成果として扱わないことです。

診断はユーザーの意思決定を助ける途中の接点です。

その後に相談や予約へ進んだのか、さらに実際のサービス利用へつながったのかまで確認することで、初めて施策全体を評価しやすくなります。

5.回答を「顧客理解」の材料として活かす

診断コンテンツには、もう一つ大きな役割があります。

それが、ユーザーが何に迷い、どのような目的や不安を持っているのかを理解することです。

検索キーワードやページビューだけでは、「なぜそのページを見たのか」「何に迷っているのか」まで分からない場合があります。

一方、診断の回答傾向を個人が特定されない形で集計すれば、

  • どのような目的を持つ方が多いのか
  • 何を選ぶときに迷いやすいのか
  • 運動を始める際に、どのようなハードルがありそうか
  • 相談したい人と、自分で予約まで進みたい人にどのような違いがあるか

といった顧客理解につなげることができます。

そこで得た気づきを、Webサイトの記事、FAQ、LINE、広告コピー、サービス説明などへ戻していけば、診断は単発コンテンツではなく、マーケティング改善のための学習装置にもなります。

「診断へ送ればいい」わけでもない。ユーザーの温度感で導線を分ける

診断コンテンツを作ると、すべてのユーザーを診断へ誘導したくなるかもしれません。

しかし、それも必ずしも最適とは限りません。

例えば、すでに「体験予約をしたい」「利用したいサービスが決まっている」という方にとって、10問の診断を必須にすると、かえって遠回りになる可能性があります。

そこで、ユーザーの意思決定状態に応じて、

  • すでに意思が固まっている方:相談・体験予約へ直接進む
  • 何を選ぶか迷っている方:診断で自分の状況を整理してから次へ進む

というように、複数の入り口を用意する考え方が大切です。

Webサイト改善では、CTAを増やせば成果が上がるというより、そのユーザーが今どこまで意思決定できているかに合った次の一歩を用意することが重要だと考えています。

公開してすぐに「成功・失敗」を決めない

今回の診断も、公開した時点で完成ではありません。

公開後に実際のユーザー行動を確認しながら、少しずつ改善していくことを前提にしています。

特に初期段階ではデータ量が少ないため、数件の回答だけを見て、

「このタイプの人が多い」
「このユーザーにはこの施策が効く」

と結論づけることは避けます。

複数週にわたって傾向を確認し、流入元や診断後の行動なども組み合わせながら、再現する傾向があるかを見ていきます。

Web施策は「公開=完成」ではなく、「公開=ユーザーから学べる状態になった」と考える。

これは診断コンテンツに限らず、Webサイト、LP、広告、LINEなどでもSFIMAが大切にしている考え方です。

SFIMAが診断コンテンツ制作で考えたのは「ページ」ではなく「顧客体験」

今回の取り組みでSFIMAが担当したのは、「診断ページを作ること」だけではありません。

最初に考えたのは、

ユーザーの迷い
↓
診断という接点
↓
自分の状況・選択肢を理解する
↓
LINE相談・体験予約などの次の行動
↓
計測
↓
回答傾向・行動データから改善する

という一連の流れです。

つまり、診断を単独のWebコンテンツとして考えるのではなく、顧客理解 → コンテンツ設計 → 計測 → CRM・CV → 改善までを一つのマーケティング施策として考えました。

見た目の面白さだけでなく、「誰の、どんな迷いを解決するのか」「その後どう動いてほしいのか」「何を計測し、次に何を改善するのか」まで決めておくことで、Webコンテンツが事業の中で果たす役割も明確になります。

こうした考え方は、SFIMAがWebサイトやLP、EC、LINEなどを支援する際にも共通しています。

診断コンテンツが向いているWebサイトとは?

診断コンテンツは、どのWebサイトにも必要というわけではありません。

例えば、次のような状況では検討する価値があります。

  • 商品・サービスの選択肢が複数あり、ユーザーが選びにくい
  • 問い合わせや予約の前に、相談・比較・自己理解が必要
  • サイトへのアクセスはあるが、すぐにはCVしにくい
  • ユーザーが何に迷っているのかを、より深く理解したい
  • 診断後にLINE、メール、相談、予約などの自然な導線を作れる
  • GA4等を使って公開後の行動を計測し、改善できる体制がある

反対に、ユーザーがすでにサービスを理解していて「すぐ購入・予約したい」というケースでは、診断を間に挟まず直接CVへ案内した方がよいこともあります。

大切なのは「診断を作ること」ではなく、ユーザーの意思決定を助けるために、本当に診断という接点が必要なのかを先に考えることです。

COCOFIT様の身体づくりタイプ診断を実際に試してみる

ここまで読んで、「実際にはどのような診断なの?」と思われた方は、ぜひCOCOFIT様の身体づくりタイプ診断を試してみてください。

10の質問に答えることで、現在の目的や運動経験、続けやすさなどを整理しながら、身体づくりの始め方のヒントを確認できます。

全10問・約1〜2分・登録不要。診断結果は身体づくりの選択肢を整理するための目安です。

COCOFIT様の公式ブログでも、店舗別に身体づくりタイプ診断をご紹介しています

身体づくりタイプ診断については、COCOFIT様の公式ブログでも、聖蹟桜ヶ丘店・祖師ヶ谷大蔵店それぞれのお客様向けに紹介されています。

実際にCOCOFIT様で身体づくりを検討されている方は、ご利用を検討している店舗の記事もあわせてご覧ください。

診断コンテンツに関するよくあるご質問

Q. 診断コンテンツとは何ですか?

A. Webサイト上で複数の質問へ回答してもらい、その内容に応じた結果や情報を案内するコンテンツです。単なる娯楽だけでなく、商品・サービス選びの支援、相談前の自己整理、顧客理解などに活用できます。

Q. COCOFITの身体づくりタイプ診断は何問ですか?

A. 全10問です。所要時間は約1〜2分で、登録せずに利用できます。

Q. 診断結果だけで利用するサービスが決まりますか?

A. いいえ。診断結果は身体づくりの選択肢を整理するための目安です。実際の体験時には目的や運動経験、現在の状態などを確認しながら、取り組みやすい方法を一緒に考えます。

Q. 診断は医療上の診断ですか?

A. いいえ。医療上の診断、治療判断、効果保証を行うものではありません。強い症状がある場合や、医師から運動制限を受けている場合は、医療機関等への相談を優先してください。

Q. 診断コンテンツの効果はどのように確認しますか?

A. ページビューだけでなく、診断開始、診断完了、LINEや予約CTAのクリック、その後のCVなどをファネルとして確認します。公開直後の少ないデータだけで結論を出さず、一定期間の傾向を確認しながら改善することが大切です。

Q. 診断の回答はマーケティングにも活用できますか?

A. 個人情報やプライバシーへ配慮したうえで、匿名化した回答傾向を集計することで、ユーザーの目的や迷い、継続上のハードルなどを理解する材料として活用できます。その傾向を記事、FAQ、LINE、Webサイト改善等へ反映することも可能です。

Webコンテンツは「作ること」より、その先をどう設計するか

今回のCOCOFIT様の「身体づくりタイプ診断」は、診断コンテンツそのものを作ることが目的ではありません。

ユーザーが感じている「自分には何が合うのだろう?」という迷いを受け止め、自分の状況を整理し、必要に応じて相談や体験予約へ進める。

さらに、その過程を計測し、匿名化した回答傾向から顧客理解を深め、次のWeb・コンテンツ・CRM改善へ活かす。

ここまでつながって初めて、診断コンテンツはWebサイトの「面白い機能」から、顧客と事業をつなぐマーケティング施策へ変わっていきます。

SFIMAでは、WebサイトやLPを制作するだけではなく、顧客理解、情報設計、クリエイティブ、GA4等による計測、LINE・CRM、その後の改善までを一つの流れとして考えています。

「Webサイトへのアクセスはあるが、問い合わせにつながらない」「商品やサービスが増え、ユーザーが選びにくくなっている」「診断やシミュレーターなどのコンテンツをマーケティングへ活用したい」といった場合は、現在の導線から一緒に整理することも可能です。

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